第一章~ [H×H]

ハンター試験が始まる、少し前))



・・僕は今、旅団に居る・・
僕だって裏の関係者だし、蜘蛛と関わりもある

何より幼馴染・・。
なのに、僕は・・・・・・・誘われなかった・・・・・・・・
少しそれがショックだった、から・・・クロロとは口聞かない←
(必要以上には)




レイ「・・・」

クロロ「なぁ・・、何を怒ってるんだ?(汗」

レイ「自分で考えてみれば?」

クロロ「・・・・誘わなかったことには理由が・・・・だな・・・・」

レイ「過保護、心配性、親ばか」

クロロ「ぐ・・・っ・・・・」

レイ「・・・・馬鹿」

クロロ「Σ・・・」

レイ「僕は弱くない。クロロは過保護すぎんだよ!」

クロロ「・・・し、しかしな;」

パクノダ「あの時は、まだ貴女は小さかったんだし、仕方ないわ」

レイ「・・・皆と大して変わらないよ! 小さいのは身長!!!!(怒」

クロロ「・・パク、コイツの逆鱗に触れるぞ・・;」

パクノダ「・・ごめんなさい;(禁句、だったかしら・・」

レイ「・・ガキ扱いしやがって」

クロロ「Σ・・・」(毒舌、以前より増した、か?;)

フェイタン「・・そのくらいにするよ、レイ・・」

「団長、意外と繊細よ・・」

クロロ「な・・っ!?」

レイ「・・繊細? ・・じゃあ砕いてやるよ、脆いハート」

クロロ「ま、待て!!」

フェイタン「・・・またく(溜息」




未だに怒りを露にし
クロロに詰め寄ることをやめないレイ

少し焦り気味のクロロ・・
それを見かねたフェイタンはレイの後ろに
回り・・・、手刀を食らわそうとする・・




レイ「・・そんなんで、僕は倒れない!!」

フェイタン「!!?」

レイ「皆して僕をナメて・・、見下して・・」

うんざりだ、いい加減にしろよ(激怒

「見た目から、子供扱いしやがって・・」

フェイタン「落ち着くね、冷静さを取り戻すよ」

レイ「冷静だよ。 ・・クロロへの怒りは消えない・・(睨」

フェイタン「蜘蛛が嫌いか?」

レイ「勘違いしないで、団長でなくクロロにたいしての怒り」

「蜘蛛結成のことも、流星街を出てくことも、何一つ教えてくれなかった・・」

「仕返し、ってとこかな・・、置いてかれた事への・・」

フェイタン「・・・」

レイ「今のクロロの感じてるショックな気持ち、僕だって充分味わった」

「皆で何かしてるのは気づいてた、でも入れてもらえなくて・・」

クロロ「・・レイ・・」

レイ「だから、団長って位置に居るクロロが嫌いなんだよ、1番ね」

「・・・・恨んでる、少なからず。理由聞いても納得いかないし、むしろ」

「ムカツクし・・(苛々」




レイの怒りが、強まる一方・・
クロロは抵抗をやめるも、ショックを受け
自分を少し責めていた。




クロロ「・・嫌われることは覚悟してたさ」

レイ「・・・」

クロロ「お前が弱いから連れて行かなかったわけじゃない」

「お前には・・こちらの世界に、来て欲しくなかった」

レイ「流星街で、人を殺した僕には・・関係ない」

「もう戻れないんだよ、人を殺した、あの時・・既に、ね」

「僕は・・・・もう、血で汚れてる」

クロロ「・・レイ」

「俺らのしてることは他人からすれば、悪だ」

「恨まれることもある、それでもいいのか」

レイ「別に今は蜘蛛に入りたいとかは、ない」

「・・だけど、自己中心的なクロロの態度が気に食わなかっただけ」





これは本音・・でも半分嘘・・
入れるものなら、入りたい・・

幼馴染だから・・
ずっと一緒に居た存在・・。

物心つくときには、一緒に居た
フェイタンとは本来の言語でも語り合える、唯一の存在だった





レイ「・・・・、てか、メンバー入れ替わったんだ」




シズクとヒソカをみて言う
(珍しくヒソカもいた)




ヒソカ「君は、誰◆」

レイ「お前に関係ない」

ヒソカ「・・」(トランプを構え)

フェイタン「ヒソカ!」

クロロ「やめろ」

シズク「・・団長、この子、誰ですか?」

「団長の敵? 恨んでるって言ってますけど」

ヒソカ「なら殺ろうじゃないか◇」

クロロ「やめろと俺は言ったんだ





力強くドスの聞いた声でクロロが
とめると、皆何もいわなくなった・・

その空気を壊したのはレイ・・





レイ「・・で、コイツ誰・・」

クロロ「シズクとヒソカだ」

レイ「どっちが8で4?」

クロロ「ヒソカが4・・シズクが8・・」

レイ「ふぅーん、じゃあ・・前のメンバー、死んだんだ」

クロロ「・・!」

マチ「そんな言い方しなくても、仮にも仲間だったんだから・・」

レイ「・・まあ、曖昧にしか僕は覚えてないけど」

「遠目にしか、見てこなかったし・・メンバーに誰が選ばれたかなんて知らない」

「どーでもいいし、教えてもらえなかったしね」

マチ「・・・」

ヒソカ「君は、彼らの・・、蜘蛛のなんだい?☆」

レイ「・・流星街での幼馴染・・、僕が物心つくときから、ずっと一緒に・・」

「蜘蛛の何?知らないね・・、なんでもないんじゃないの?」

「今も昔も“ただの幼馴染”なんだからさぁ・・僕は」

ヒソカ「・・強いよね♣ 君」

レイ「・・・・・・」

ヒソカ「団長は君を思って、そういう行動に出たんだと思うよ?◆」

レイ「だとしても、僕からすれば、それは逆効果にしかならない。」

「地雷をふみにいってるようなものさ」

「家族同然に思ってた人においてかれれば、そうもなるだろ」

ヒソカ「・・」

レイ「あんたに言って、わかることかどうかは知らないけど」






少なくとも・・あの時は・・

僕にも・・・・蜘蛛のこと・・・・・少しは話して欲しかった・・・・・
隠し通そうとして、何も言わずに・・・。

僕の前から皆居なくなった・・。
入団したいとかじゃない、ただ・・言って欲しかった・・






レイ「・・ばかばかしくなってきた、もう良いや」

クロロ「!」

レイ「だけど、アンタの顔は見たくない・・暫くは・・」

「自分勝手だよ、僕は・・・・入れなくても、何をしてるかは教えてもらいたかった」

クロロ「・・・!」

レイ「・・ま、それによって、また違った疎外感を感じたかもしれないけど」

「だけど、お別れすら出来なくて・・、探しても・・居なくて・・」

「・・捕え方次第では・・“見捨てられた”も同然の行動だったよ?」

クロロ「・・・すまない・・・」

レイ「ちゃんと僕の気持ちを考えた?」

クロロ「・・それは・・」

レイ「過保護が別に悪いとはいってない、だけど・・」

「僕の気持ちを考えずに、勝手に決め付けるのは・・迷惑だよ」

「・・・・・・・・・・・寂しかった・・、また独りになって





小声で呟くレイ・・
それは今までのとは違い・・毒を吐きながらでも・・
本音を零し・・

・・気持ちを伝える・・
それが蜘蛛の皆の心に深く残り、刻まれる・・
ヒソカとシズクは分らないといった様子で、ただ押し黙る団長をみるのみ・・





レイ「・・」

クロロ「・・レイは・・、どうしたら許してくれる?」

レイ「・・今更どんな罪を背負うことになっても大したことないんじゃないの?」

「人殺しっていう大きな罪・・、人の命を奪う罪を犯して、背負ってるんだから」

クロロ「・・・だが・・・、それは赤の他人の場合だ」

レイ「・・僕らだって、幼馴染ってだけだよ・・ ただ、一緒にいただけ・・」

「“幼馴染”っていえば、その一言で終る関係・・」

クロロ「・・だがっ」

レイ「・・・・・ずっと・・・・・・・」

クロロ「?」

レイ「・・探してた・・」

クロロ「!?」

レイ「・・探せて、また皆と、こんな形だけど逢えたから・・」

「もう良いや・・、八つ当たりだったのかもしれない・・」

「本当は・・・・・嫌いなんかじゃないんだ・・・・・・・」

「・・嫌いだったら・・、忘れようとする、少なくとも探したりしない」

クロロ「・・そう、か・・」

フィンクス「俺らが気づかないとでも思ったか?言われなくても分ってんだよ!」

「素直じゃねぇとこは変わんないなお前は!」

レイ「うっさい! スフィンクスみたいな格好しやがって!」

フィンクス「うっせ! 普段外に出るときはジャージだ!」

レイ「・・ださっ! もう少しファッションこだわれよ!」

フィンクス「んだとぉ!?」

レイ「・・ただでさえ、眉なしで怖がられるのに、女にモテないよー」

フィンクス「お前こそ、その性格なおさねぇと嫁の貰いて居なくなるぜ!!?」

レイ「・・は?別に結婚とか、どーでもいいし」

「僕の性格? んなもん、なんで他人のために直さなきゃなんないの?」

「それに・・・、自分が合わす事なく付き合える人じゃなきゃ、面倒だよ」

「自分を偽りながら生きるのは御免だね」

フィンクス「・・それも、そうだな・・」

レイ「それに・・、僕が人間不信って、忘れた?」

フィンクス「あ・・」

フランクリン「フィンクス・・、お前忘れてたな」

フィンクス「う、うっせ!!」

レイ「・・・・はぁ(溜息」



溜息つくも、レイは蜘蛛のよく知るレイに戻った様子。


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