第一章~四次試験終了 [H×H]

・・あれから大変だった・・



何がって・・?

2人が、いがみ合うし、殺気飛ばしあうし・・
もう散々だったよ・・

だけど、なんやかんやで最終日になって・・アナウンスが流れたと
同時に僕らは船に向かった。
(流石に此処で落ちるわけにはいかないしね?)




レイ「・・」(ゴンたちは来てないのか? あ・・来た・・)

キルア「お、レイ・・」

レイ「・・キルアも合格したんだね、無事」

キルア「もち!」

ゴン「・・2人共、良かった・・合格したんだね」

レイ「うん。  ・・ゴンたちも、合格できてよかったね」

ゴン「・・うん・・」



少し元気のなさげなゴン・・
気づいてた、でも・・・


・・・でも僕じゃ、きっと・・・どうしようもない。
他に気づいてる人がいる・・だから、大丈夫・・




レイ「・・とりあえず、中に行こうかフェイ」

フェイタン「・・ん」

レイ「じゃーね、ギタラクル」

ギタラクル「・・カタカタ」




ギタラクルにたいして、振り向くことなく
僕は手だけふって、挨拶して、中に入る・・


そして・・再び飛行船に乗りうつり・・・
最終試験の会場となる場所へといく・・

・・面接があったけど、適当に答えて、終らせた
(それなりに、ちゃんと答えたけどさ・・)
到着すると・・・、そこはホテルみたいなデカい見た目で・・
少ししてから説明が始まるそう・・




レイ「・・綺麗・・、こういうとこあるんだ・・」

フェイタン「・・ハンター協会の、考えること理解できないね」

レイ「同感」

フェイタン「・・最終試験の前に何故説明、イチイチするか」

レイ「しかたないよ」




説明が開始され、皆黙って聞く・・が・・
話が進むにつれ、クレームの声をあげる者が現れ・・・




ネテロ「理由はいえん・・」

「一勝したら、合格じゃ・・。 殺しはルール違反として失格とする」

「不合格者は最後に残った1人のみとする!」

「武器などの使用は許可する。」




レイ「武器の使用はOK、か・・・」

フェイタン「念を使うような相手、少人数しかいないね楽勝ね」

レイ「そうだと良いけど」

フェイタン「どういう意味か」

レイ「・・トーナメントの表を見てごらんよ」

フェイタン「・・! ・・・レイの1番最初の対戦相手」

レイ「フェイだよ? ・・その次はギタラクル・・」

フェイタン「!!?」

レイ「・・」

フェイタン「・・レイ」

レイ「・・大丈夫。  ・・手加減はしなくていいから」

フェイタン「!! 何考えてるか!」

レイ「大丈夫だから・・、チャンスがないわけじゃないし」

フェイタン「でも・・」

レイ「・・フェイ・・、情けをかけられて勝利なんて・・後味悪いんだよ・・」

「わかってくれるよね?」

フェイタン「・・・・!   ・・わかたよ」




顔を伏せるフェイタン・・

ごめんね・・わがままいって・・


でも・・・

ちゃんと戦いたいんだよ・・納得いかない戦いはしたくない・・


味方同士で、たとえ好きな人でも・・


(スタートのかけ声をかけられ同時に間合いを取る)


・・・距離をとる・・・
そりゃ、場数ふんできてるんだし、相当手ごわいだろうね?
フェイタンを簡単に倒せるなんて、思ってない。




レイ「・・・・フェイ相手だと・・・、素手、だけじゃ・・無理かな・・・・」

フェイタン「・・・ワタシは、本気・・出したくないよ」

レイ「フェイ・・・」

フェイタン「・・普段なら楽しむとこだけど、ワタシ楽しくないね・・楽しめないよ」

レイ「・・・・・、真面目にやってよ!」

フェイタン「・・」

レイ「・・・・最初から諦めた試合みたいなの、しても意味ないよ」

フェイタン「・・!」

レイ「“負けず嫌い同士”なんだから、分るよね?」

「・・・フェイ、本気をだして」

フェイタン「・・・・・・・・・・・・・・仕方、ないね」

「・・骨、折るよ・・、無傷じゃ済まないよ?」(確かめるように僕に問いかける)

レイ「・・・・・・・、覚悟の上」

フェイタン「!  ・・ワタシ、手加減するほどお人好しじゃないね!」



フェイタンと僕の小声での会話は
当然他の人に聞えてるわけもなく

・・多分本音じゃない言葉を・・吐くフェイタンの
言葉を、周りは真に受けたと思う・・・


フェイタンは僕の後ろに回りこんでくる
僕も必死に相手の攻撃を避けたり、交わしたり
なんとかして、対応しつつ、相手の隙をつこうとする・・でもフェイタンは
他の連中とは違うため、やっぱり・・隙なんてなくて・・



レイ「・・・やっぱ・・・・、そう簡単にはいかないね」

フェイタン「・・当たり前ね」

レイ「・・・・、フェイのことは、1番分ってるつもりだけど・・」

「・・・・勝てるか、わかんないや」

「・・・ねぇ・・・」

フェイタン「何ね」(会話してるけど、戦いながら)

レイ「僕は、前に比べて・・強くなれたかな?」

フェイタン「ああ・・なれたよ。 ワタシでも・・苦戦するほどね」

レイ「・・良かった・・」




僕は距離をとると・・一息いれ・・
満足したふうに・・


でも、溜息をつくようにして・・「参った」と宣言する・・
呆然とする、受験生・・
素早いから、きっと見えなかったんでしょ・・

それに僕らは、そこまで傷は深く入ってないし・・
でも手加減したわけでもない

互いに強いから・・だから、これくらいで済んだ・・。




審判「しょ、勝者、フェイタン!」

フェイタン「・・良いのか?」

レイ「ん・・、満足したもん。 ちゃんと本気で戦ってくれた」

フェイタン「でも」

レイ「此処では、ソレは使わなくていいって」

フェイタン「・・ああ」

レイ「ありがとう・・、僕は大丈夫だから♪」

フェイタン「!  ・・心配なんてしてないよ」

レイ「そ♪」




僕は次の試合もあるから、リングに残った・・



・・次は、イルミと・・

審判が同じように合図を出して、掛け声をあげる・・




レイ「残念だね?相手がフェイじゃなくて」

ギタ「カタカタ(本当に)」

レイ「・・・」




バゴォォオン!!!

リングに思いっきり拳をたたきつけ
振動をあたえる・・
ふらつく相手に容赦なく攻撃を仕掛ける・・が、相手も
それなりに強いため・・それを難なく避ける・・



僕は風を操り、相手を誘導する。
避けられない攻撃を、相手に繰り出すのは・・・まだ・・・
まだ先・・・


相手の周りに威力の小さいほうの風を渦巻かせといて
僕は相手をそちらに行くようにする・・

すると・・・相手が上に高く上がるところを、強い風を巻き起こし
狙い撃ちにする。


・・さすがのイルミでも、それはキツかったようで・・
(ドサっと、リングに倒れこむ)




レイ「・・・」

ギタ「・・カタ」

レイ「・・??」

ギタ「・・」




参ったという風に白旗(どこから出した)を振る

試合が終ると僕は、さっさとフェイタンの場所へと移動してしまう。

・・・次・・・、クラピカとヒソカが戦うのは分ってた・・


(興味ないし、寝てようかな)



フェイタン「寝るのか?」

レイ「うん・・・、暫く、寝る」







・・最終試験・・
どんな終り方をするんだろう・・?



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